なぜ高学歴者は左派的になりやすいのか?

世の中には「高学歴=左翼」というイメージがあります。もちろんすべての高学歴者に当てはまるわけではありません。しかし、統計的傾向として、高学歴者が社会問題や制度の改革に関心を持ちやすい理由はいくつか考えられます。 教育環境 … 続きを読む

なぜ日中戦争は止められなかったのか。盧溝橋事件と通州事件のあいだに何があったのか。

1937年7月7日──北京郊外の盧溝橋で、日本軍と中国国民党軍のあいだに武力衝突が発生した。いわゆる「盧溝橋事件」である。 当初は偶発的な小競り合いとされ、日本も中国も本格的な戦争に発展させるつもりはなかったとされる。し … 続きを読む

今、戦争経験者の話をまとめる活動を始めた理由

教科書や書物には載っていない、「小さな歴史」があると思う。 ある日突然、空襲で家族を失った人の沈黙。防空壕の中で泣いていた子ども時代の記憶。食べ物がなく、芋の皮を奪い合った日々。 それらは、戦況や外交、軍略とは無関係の、 … 続きを読む

「これが映画の力だ」ジェームズ・キャメロンの原爆映画に寄せて

広島と長崎を舞台に、あのジェームズ・キャメロンが原爆映画を製作するというニュースを目にした。「観客が原爆投下を体験したかのように感じられる映画を創りたい」「起こったことを手加減せず、容赦なく描く」 ──この言葉の重さに、 … 続きを読む

多様性と自己中は違う

「自分らしさ」を履き違えていないか? 最近よく耳にする言葉に「多様性を尊重しよう」「自分らしく生きよう」があります。もちろん、その考えには大いに賛成です。人それぞれ、価値観や育ってきた背景が違う。だからこそ、他人と違って … 続きを読む

教育は答えを教えるものじゃない〜問いを渡すという教育〜

「なんで勉強しなきゃいけないの?」 その問いに、あなたはどう答えますか? 教育の現場にいて、何度も聞かれる質問。そして、大人である自分自身にも突き刺さる問い。 正直に言えば、「正解」はわからない。でも、「問い続ける姿勢こ … 続きを読む

高校私学授業料無償化がもたらす可能性  その功罪と制度設計の課題

高校私学授業料の無償化政策は、経済的格差による進路選択の制約を緩和し、教育の機会均等を実現するうえで大きな一歩となる可能性を持っている。しかしながら、この制度には多面的な影響が伴い、その運用と制度設計のあり方次第では、教 … 続きを読む

「与える人」と「奪う人」──学生時代の姿勢が、人生全体をどう形作るか

「Giver」と「Taker」──人生を分ける見えない選択 アダム・グラントの著書『GIVE & TAKE』によって知られるようになった「Giver(与える人)」と「Taker(奪う人)」という分類は、単なる性格 … 続きを読む

モンスターペアレントが社会を壊す日は近いのか

教育現場から見える日本の未来 「モンスターペアレント」とは何か 「モンスターペアレント」という言葉が日本で広く使われるようになったのは、2000年代後半。特に2007年にNHKで放送されたドラマ『モンスターペアレント』に … 続きを読む