高校はゴールじゃない。どこで伸びるかは、人それぞれ

―ヒューマンズが伝えたい、高校選びの本質―

こんにちは。個別指導塾ヒューマンズの中山です。

中学3年生にとって、高校受験は大きな節目。
「どこの高校に行けばいいか」「成績的に届く学校はどこか」
そんな悩みに向き合う生徒や保護者の方から、日々多くの相談を受けています。

でも、私たちがいつもお伝えしているのはこうです。

高校はゴールではなく、人生の“通過点”。

そして、どこで伸びるかは、人によって本当にバラバラだということです。


■ 今、成績が良いからといって、ずっと伸びるとは限らない

実際、塾で見ていても「高校入学後にグンと伸びる子」はたくさんいます。
中学のときはそれほど目立たなかった子が、高校で主体的に勉強に目覚めて、偏差値10以上上の高校に通う生徒を追い抜いて、良い大学に進学していくこともあります。

逆に、中学時代に頑張りすぎて燃え尽きてしまう子もいます。
高校入学後、「もう頑張らなくていいや」と気が緩み、失速するケースも少なくありません。


■ 本当に強いのは「やらされる勉強」から「自分でやる勉強」に変わった子

受験は、一時的なゴールではありますが、学びはその先も続きます。
その中で、最も伸びるのはやはり「勉強を自分の意思でやるようになった子」です。

私たちヒューマンズでは、“やらされる”から“やってみたい”に変わる瞬間を何よりも大切にしています。
この“心のスイッチ”が入った子は、高校でも、そしてその先の人生でも、驚くほど自力で伸びていきます。


■ 「少し苦労するなと感じる進学先」こそ、緊張感が生む成長がある

実は、「進学後、少し苦労するな」くらいの成績で入った生徒の方が、高校入学後に最も伸びやすいと感じています。

なぜなら、その子には常に“危機感”や“緊張感”があるから。
「置いていかれたくない」「なんとか食らいつきたい」――
この気持ちが、日々の小さな努力につながっていくのです。

一方で、最初からラクに成績を取れてしまう高校に入った子は、注意が必要です。
勉強しなくても評価される環境は、確かに“指定校推薦”などの選択肢もありますが、
本当の競争社会に入ったとき、努力の仕方を知らず、挫折してしまうケースも少なくありません。


■ 受験は「戦い方」を学ぶ場所でもある

人生には、たくさんの“勝ち負け”があります。
すべてを勝たなくてもいい。でも、「どうすれば勝てるか」を考えたり、「負けたあとどう立ち直るか」を経験したり――
そうした“戦い方”を中高生のうちに少しでも知っておくことは、社会に出たあとに大きな差となって表れます。

ヒューマンズでは、単なる点数アップだけでなく、
この「生き抜く力」「学び続ける姿勢」も、じっくり育てたいと考えています。


■ 最後に

高校選びで悩むことは当然です。
でも、進路を「今の成績だけ」で決める必要はありません。
大切なのは、「この高校で自分はどんなふうに成長したいか」という視点。

進学後に希望や進路が変わることもあります。
だからこそ、可能性が広がるような選び方を、私たちは一緒に考えていきます。

ヒューマンズは、子どもたち一人ひとりが“どこかで必ず伸びる”ことを信じています。
その“伸びる瞬間”を逃さず、支え続けるのが、私の役割です。

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