「最近、ネットに頭おかしい人多すぎじゃない？」
そんな風に感じること、ありませんか？
何かと炎上するSNS、極端すぎる意見、迷惑動画…。
スクロールするたびに「なにこれ…」と眉をひそめてしまう。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみると、こんな疑問が湧いてきます。
「本当に頭おかしい人が増えたのか？
それとも、見えるようになっただけなのか？」
「増えた」のではなく「見えるようになった」
結論から言えば、多くの専門家が指摘しているのは
「人が変わった」のではなく、「構造が変わった」ということ。
昔は、家の中や井戸端会議レベルで終わっていた変わった発言も、
今ではネットで世界中に一瞬で拡散されます。
炎上系や奇抜な投稿は、SNSのアルゴリズムによって
むしろ「優遇」される。クリックされるからです。
つまり、「昔は見えなかった声」が見えるようになっただけ。
「変な人が増えた」のではなく、もともと一定数いた人が可視化されたにすぎません。
「おかしい発言」が増えた理由はシンプル
現代では誰でもスマホ1台で、
名前も顔も出さずに発信できます。
• 「言わない方がよかったこと」
• 「人前では言えなかったこと」
こういうものが、匿名とワンタップで表に出る時代になりました。
つまり、「おかしな人」が増えたというより、
「発信のハードルが下がっただけ」とも言えます。
でも、社会の変化もゼロじゃない
とはいえ、「変な人が多い」と感じる背景には
社会的なストレスや不安定さも影響しています。
• 格差の拡大
• 孤立や孤独の増加
• 承認欲求と比較による疲労感
こういった要因が、人々の心に怒りや不安、攻撃性を育て、
それがネット上で噴き出している側面もあります。
じゃあ、どうしたらいい？
答えはシンプルです。
• 自分の時間と心を守ること。
• 「おかしい人」に触れすぎない。
• 「自分の正常な範囲」を意識的に保つ。
SNSやネットは、現実社会とは別の「情報のるつぼ」です。
全員が正気とは限りません。
必要以上に関わる必要も、共感する義務もないんです。
最後に
「変な人」が多くなったわけじゃない。
社会の構造とテクノロジーが、見えなかったものを見せるようになっただけ。
だからこそ、自分自身が「なにを見るか」「なにを信じるか」を
主体的に選ぶことが、これからの時代の教養なんだと思います。