「インディアンス」から「ガーディアンズ」へ──名称変更の背景と今も続く議論

2021年、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のクリーブランド・インディアンスは、チーム名を「ガーディアンズ(Guardians)」へと変更しました。100年以上続いた伝統的な名前の変更は、米国内外でさまざまな議論を … 続きを読む

なぜマリナーズはドラフトで人気がないのか──「時差と移動距離」の壁

近年はプレーオフ進出も果たし、若手の台頭が光るシアトル・マリナーズ。しかし、MLBのドラフトでは、いまだに選手から敬遠されがちな球団の一つでもある。その背景には、成績だけでは語れない「地理的な過酷さ」と「歴史的な苦労」が … 続きを読む

【メジャーとマイナーの現実】バス移動とピーナッツパン──“野球の夢”の裏にある格差

メジャーリーグ(MLB)は、世界最高峰の野球リーグ。豪快なホームラン、満員のスタジアム、そして何百億円という契約金──。しかしその華やかさの裏に、もうひとつの野球人生が存在することは、あまり語られません。 それがマイナー … 続きを読む

「これが映画の力だ」ジェームズ・キャメロンの原爆映画に寄せて

広島と長崎を舞台に、あのジェームズ・キャメロンが原爆映画を製作するというニュースを目にした。「観客が原爆投下を体験したかのように感じられる映画を創りたい」「起こったことを手加減せず、容赦なく描く」 ──この言葉の重さに、 … 続きを読む

『イカゲーム』を観て思ったこと

理不尽な世界と現代の「VIP」たちへ 最初に『イカゲーム』を観たとき、正直なところ、胸糞悪いだけのドラマだと思った。理不尽なルールの中で、ただ人が無惨に殺されていくだけ。エンタメにしてはあまりに陰惨で、残酷だった。 でも … 続きを読む

なぜか、斎藤工さんと山田孝之さんの作品は全部観たくなる

誰にでも、「この人の出てる作品はなぜか観てしまう」という俳優がいると思う。私にとって、その二人が——斎藤工さんと山田孝之さんだ。 たとえば、「話題作だから」でもない。作品によってはクセが強すぎたり、重すぎたり、簡単にオス … 続きを読む

志村けんの「鉄道員」での演技が、忘れられない。

志村けんさんといえば、やはり「変なおじさん」や「バカ殿様」。お茶の間を笑わせてくれる、日本の“喜劇王”というイメージが強い。 でも、私にとっての志村けんさんは、映画『鉄道員(ぽっぽや)』で見せた、あの静かな演技の人でもあ … 続きを読む

松田優作、最期の咆哮『ブラック・レイン』と昭和のレジェンドが挑んだハリウッド

1989年、リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』が世界中で公開された。この作品において、異彩を放っていたのが一人の日本人俳優――松田優作である。 彼の出演は、日本映画界における“昭和の終焉”を象徴するような出来事 … 続きを読む