katsuto_nakayama
【沖縄】グスクを巡る旅
石垣に宿る祈りと誇りを感じる時間 沖縄の“城(グスク)”は、私たちが本州で思い描く「城郭」とは少し違います。石積みで築かれ、王国の祈りや生活の場でもあったその空間は、「戦うための城」ではなく「生きるための場所」でした。 … 続きを読む
沖縄にある“戦争の塔”
ひめゆりだけじゃない、もう一つの塔へ 沖縄戦を学ぶ場所として、まず名前が挙がるのは「ひめゆりの塔」。しかし、沖縄には“もう一つの塔”が、いえ、数多くの“沈黙の塔”が存在します。 それらは観光ガイドに大きく取り上げられるこ … 続きを読む
派遣が「当たり前」になった理由は、正社員を守るためだった
はじめに いまや、派遣社員という働き方は特別なものではなくなりました。けれどその背景には、「働き方の自由化」という言葉だけでは語りきれない、日本の雇用制度の歴史があります。 実は、派遣制度が整備された当初の目的は、正社員 … 続きを読む
年収よりも、「どう一年生きたか」に価値を置くようになった話
若い頃は、どこの大学に通っているか、どんな会社に勤めているか、それだけで一喜一憂していた。自分の価値を、肩書きや所属で測っていた時期がたしかにあった。でも今振り返ると、それは“自分の軸”がまだなかった証だったのかもしれな … 続きを読む
スタバの隅で、僕は人生を棚卸している──岐路に立ったあなたへ
毎月一度、スターバックスの隅の席。MacBookを開き、アイスコーヒーをひとくちすすった後、僕は人生の“棚卸”を始める。 何かを辞めたくなったとき。何かを始めたくなったとき。そして、自分がどこに向かっているのか、わからな … 続きを読む
リストラは“終わり”じゃない──物価高・賃上げ時代に必要な視点
物価高、そして賃金上昇。それ自体は生活者にとって“歓迎すべきニュース”のように見えるかもしれません。しかし今、企業の裏側では静かに、そして確実に「選別」が進んでいます。 2024年以降、企業は賃上げ圧力にさらされる一方で … 続きを読む
なぜか、斎藤工さんと山田孝之さんの作品は全部観たくなる
誰にでも、「この人の出てる作品はなぜか観てしまう」という俳優がいると思う。私にとって、その二人が——斎藤工さんと山田孝之さんだ。 たとえば、「話題作だから」でもない。作品によってはクセが強すぎたり、重すぎたり、簡単にオス … 続きを読む
志村けんの「鉄道員」での演技が、忘れられない。
志村けんさんといえば、やはり「変なおじさん」や「バカ殿様」。お茶の間を笑わせてくれる、日本の“喜劇王”というイメージが強い。 でも、私にとっての志村けんさんは、映画『鉄道員(ぽっぽや)』で見せた、あの静かな演技の人でもあ … 続きを読む
映画『ルノワール』撮影の現場で感じたこと
早川監督という「静かな柱」 映画『ルノワール』。私自身はラストシーンのみの参加でしたが、あの現場での時間は短くても深く心に刻まれています。 この作品は、日本・フランス・シンガポール・フィリピンの4カ国による国 … 続きを読む