「重い」のに美しい。「暗い」のに何度も聴きたくなる音楽たち。
学生時代から20年以上、ずっと聴き続けている音楽があります。
流行のランキングとはあまり縁がありません。
テレビでもほとんど流れません。
それでも、何年経っても色あせず、人生の節目で必ず戻ってきてしまう音楽があります。
今回紹介するのは、そんな私にとっての「人生のサウンドトラック」とも言える10組のバンドです。
① Nine Inch Nails
インダストリアルロックというジャンルを語る上で欠かせない存在。
トレント・レズナーが作り出す世界は、怒り、不安、孤独、絶望をそのまま音にしたような作品ばかりです。
しかし不思議なことに、ただ暗いだけではありません。
ノイズの奥には美しいメロディがあり、混沌の中にも緻密な計算があります。
初めて聴く人は衝撃を受け、何度も聴くうちにその奥深さに気付く。
そんなバンドです。
おすすめアルバム
『The Fragile』
おすすめ曲
「The Day The World Went Away」
公式サイト(ディスコグラフィー)
Nine Inch Nails Official
② Deftones
「ヘヴィなのに美しい。」
この一言で表現できるバンドです。
ギターは重い。
でもボーカルのチノ・モレノは、まるで夢を見ているような歌を重ねます。
轟音の中に漂う幻想的な空気。
この独特の世界観は他では味わえません。
おすすめアルバム
『White Pony』
おすすめ曲
「Change (In the House of Flies)」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@deftones
③ Karnivool
オーストラリアが生んだプログレッシブロックの傑作。
変拍子を多用しながらも、とても聴きやすい。
複雑なのに心地良い。
特にボーカルの表現力は圧倒的です。
おすすめアルバム
『Sound Awake』
おすすめ曲
「New Day」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@Karnivool
④ Porcupine Tree
プログレッシブロックを現代的に進化させたバンド。
スティーヴン・ウィルソンが描く世界は、美しく、切なく、どこか映画のようです。
静かなピアノから突然ヘヴィなギターへ。
この緩急がたまりません。
おすすめアルバム
『Deadwing』
おすすめ曲
「Lazarus」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@PorcupineTreeOfficial
⑤ ISIS
ポストメタルというジャンルを代表する存在。
最初は静か。
少しずつ音が積み重なり、最後には巨大な壁のようなサウンドになります。
派手な展開はありません。
しかし、一度ハマると抜け出せません。
おすすめアルバム
『Panopticon』
おすすめ曲
「In Fiction」
⑥ Failure
「もっと評価されるべきバンド」
そう言われ続けている名バンドです。
宇宙を漂うような浮遊感。
グランジとも違う。
オルタナとも少し違う。
唯一無二のサウンドがあります。
おすすめアルバム
『Fantastic Planet』
おすすめ曲
「Stuck on You」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@FailureBand
⑦ Chevelle
シンプルで重厚。
リフだけで聴かせる力があります。
派手なテクニックではなく、「曲の完成度」で勝負するバンド。
車を運転しながら爆音で聴きたくなる一組です。
おすすめアルバム
『Wonder What’s Next』
おすすめ曲
「The Red」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@ChevelleTV
⑧ Radiohead
説明不要の名バンド。
『OK Computer』以降はロックという枠を飛び越え、芸術作品のような音楽を作り続けています。
最初は理解できなくても、何年後かに突然心に刺さる。
そんな不思議な魅力があります。
おすすめアルバム
『OK Computer』
おすすめ曲
「Paranoid Android」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@radiohead
⑨ Alice in Chains
90年代グランジを代表する存在。
しかし、単なるグランジではありません。
レイン・ステイリーとジェリー・カントレルが作る重厚なコーラスは唯一無二。
「暗い」のではなく、「深い」。
そんな音楽です。
おすすめアルバム
『Dirt』
おすすめ曲
「Would?」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@AliceInChains
⑩ Soundgarden
クリス・コーネルという天才ボーカリストを中心に、複雑なリズムと重厚なギターを融合させたバンド。
ハードロック、グランジ、プログレッシブ。
そのどれにも収まらない魅力があります。
おすすめアルバム
『Superunknown』
おすすめ曲
「Black Hole Sun」
公式YouTube
https://www.youtube.com/@Soundgarden
共通しているもの
こうして並べてみると、自分の好みがよく分かります。
好きなのは、
「速弾き」ではなく「空気感」。
「派手さ」ではなく「余韻」。
「分かりやすさ」ではなく「何度聴いても新しい発見がある音楽」。
学生時代にはただ「かっこいい」と思って聴いていた音楽も、大人になって改めて聴くと、演奏や音作り、歌詞、静寂の使い方など、当時気付かなかった魅力が次々と見えてきます。
音楽は年齢とともに聴こえ方が変わる。
だから何十年経っても飽きないのでしょう。
次回は、この10組が好きな人なら間違いなくハマるであろう Tool、A Perfect Circle、Cult of Luna、Neurosis、Russian Circles、Pelican、Loathe、Hum、Nothing、Superheaven、Riverside、Soen、The Oceanを紹介したいと思います。