【音楽ブログ・第4部】

「静寂」と「轟音」の美学。なぜ私は、この音楽に惹かれ続けるのか。

前回まで3回にわたり、私が好きなバンドを紹介してきました。

Nine Inch Nails、Deftones、Tool、Porcupine Tree、Radiohead、Soundgarden……。

共通していたのは、「売れる音楽」ではなく、「心に残る音楽」。

そして今回は、その先にある世界です。

ここから紹介するバンドは、さらに深く、さらに広い音楽の世界へ連れて行ってくれます。

派手なメロディや分かりやすいサビではなく、静寂と轟音、緊張と解放、絶望と希望を一つの作品として描くアーティストたちです。

① Meshuggah

「現代メタルに最も影響を与えたバンド」と言われることもあるスウェーデンの巨人。

複雑なポリリズム、不規則なリズム構成、圧倒的な重量感。

最初は何拍子なのか分からないほどですが、不思議と身体がそのグルーヴを覚えてしまいます。

現在では「Djent(ジェント)」と呼ばれるサウンドの源流としても知られています。

おすすめアルバム
『obZen』

おすすめ曲
「Bleed」

② Katatonia

激しさではなく、「切なさ」で勝負するバンド。

北欧らしい冷たい空気感と、美しいメロディ。

落ち込んだ日に聴くと、不思議と心が落ち着きます。

Porcupine TreeやAnathemaが好きな人にはぜひ聴いてほしい一組です。

おすすめアルバム
『The Great Cold Distance』

おすすめ曲
「My Twin」

③ Opeth

デスメタルとプログレッシブロック。

本来なら相反する二つの要素を見事に融合させたバンドです。

激しいパートからアコースティックギターへ。

怒りから静寂へ。

その展開はまるで一本の映画を観ているようです。

おすすめアルバム
『Blackwater Park』

おすすめ曲
「Harvest」

④ Sigur Rós

アイスランドが生んだ奇跡。

歌詞は意味のない言葉(ホープランド語)で歌われることもあります。

それでも感情は伝わります。

音楽に国境はない。

そのことを教えてくれるバンドです。

おすすめアルバム
『Ágætis byrjun』

おすすめ曲
「Svefn-g-englar」

⑤ Alcest

ブラックメタルとシューゲイザーを融合させ、「ブラックゲイズ」というジャンルを確立したフランスのバンド。

轟音なのに美しい。

激しいのに優しい。

DeftonesやNothingが好きなら、きっと心をつかまれるでしょう。

おすすめアルバム
『Écailles de Lune』

おすすめ曲
「Autre Temps」

⑥ Mogwai

ポストロックを代表する存在。

歌はほとんどありません。

それでも、映画を一本観終わったような感動があります。

静かに始まり、少しずつ盛り上がり、最後に轟音が押し寄せる。

この構成は、多くのポストロックバンドに影響を与えました。

おすすめアルバム
『Mr. Beast』

おすすめ曲
「Auto Rock」

⑦ Explosions in the Sky

映画『Friday Night Lights』の音楽でも知られるアメリカのポストロックバンド。

希望や挫折、挑戦、再生。

歌がなくても、人の人生を描けることを証明したバンドです。

勉強や仕事で疲れた夜にも、不思議と寄り添ってくれます。

おすすめアルバム
『The Earth Is Not a Cold Dead Place』

おすすめ曲
「Your Hand in Mine」

音楽は「答え」を与えない

私が好きな音楽には、一つの共通点があります。

すぐに答えを教えてくれないことです。

一度聴いただけでは分からない。

十回聴いても分からない。

でも、ある日突然、その意味が分かる。

人生経験が増えるほど、新しい景色が見えてくる。

そんな作品ばかりです。

教育も同じ

教育でも、「すぐ答えを教える」ことは簡単です。

しかし、本当に大切なのは、自分で考え、自分で答えを見つける力を育てることではないでしょうか。

難しい問題に何度も挑戦し、失敗し、それでも考え続ける。

その経験こそが、本当の学びになります。

だから私は、音楽にも教育にも共通する魅力を感じています。

20年以上聴き続けて思うこと

高校生や大学生の頃に夢中になった音楽を、40代になった今でも聴いています。

不思議なのは、昔よりも今の方が深く理解できることです。

若い頃は「かっこいい」と思っていた曲が、今では人生そのものを語っているように聴こえます。

音楽は年齢とともに成長するのではありません。

成長しているのは、自分自身なのかもしれません。

だから、これからも新しい音楽を探しながら、昔出会った名盤を何度も聴き返していきたいと思います。

きっと10年後も、20年後も。

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