普段何気なく目にしている会社や商品の名前。
実は、その名前には創業者の思いや歴史、意外なエピソードが隠されています。
今回は、知っていると誰かに話したくなる「メーカー名の由来」を紹介します。
「スジャータ」はお釈迦様を助けた女性の名前
コーヒーフレッシュで有名な「スジャータ」。
実はこの名前、インドの仏教説話に登場する女性「スジャータ(Sujata)」に由来しています。
悟りを開く前のお釈迦様は、長い苦行で衰弱していました。
そこへ村娘のスジャータが乳粥(ちちがゆ)を差し出し、お釈迦様は体力を回復。その後、菩提樹の下で悟りを開いたと伝えられています。
「人に安らぎや栄養を届ける商品を作りたい。」
そんな願いを込めて、この名前が付けられました。
毎朝コーヒーに入れているあの小さな容器に、こんな深い物語があったとは驚きです。
「カルピス」はカルシウムとサルピス
カルピスは、「カルシウム」と、モンゴルで親しまれている発酵乳「サルピス」を組み合わせた造語です。
創業者の三島海雲はモンゴルで乳酸菌飲料と出会い、その健康効果に感銘を受け、日本でも広めたいと考えました。
その思いが、100年以上愛される飲み物へとつながっています。
「ヤンマー」はトンボではない
ヤンマーは農業機械や建設機械で知られるメーカーですが、「ヤンマー」という名前は大型のトンボではありません。
由来は「ヤンマ」という日本最大級の赤トンボ。
昔から「力強く、たくましい昆虫」として親しまれ、農業との縁も深いことから社名に採用されました。
「ブリヂストン」は創業者の名前
ブリヂストンは創業者・石橋正二郎氏の名字が由来です。
「石橋」を英語にすると、
Stone(石)
Bridge(橋)
となります。
しかし、そのまま「Stone Bridge」ではなく、語感を重視して「Bridge Stone」。
そこから「Bridgestone」という世界的ブランドが誕生しました。
「ニトリ」は人名ではない
「ニトリ」は創業者の名前ではありません。
創業時の社名は「似鳥家具店」。
創業者・似鳥昭雄氏の名字が由来です。
現在では世界中で知られる企業になりましたが、原点は北海道の小さな家具店でした。
名前には歴史がある
会社名や商品名は、単なる言葉ではありません。
創業者の願い、理念、歴史、文化が込められています。
普段何気なく使っている商品も、その名前の意味を知ると、少し違って見えてくるかもしれません。
子どもとスーパーへ行ったとき、「この名前にはどんな意味があるんだろう?」と一緒に考えてみるのも面白いでしょう。
知識は、テストのためだけに覚えるものではありません。
「知るって面白い。」
そんな気持ちを育てることも、教育の大切な役割なのだと思います。