「子どもには自由に育ってほしい」
これは多くの親が願うことだと思います。
しかし、自由という言葉には、実は大きな責任が伴います。
大人であれば、自分で選択し、その結果を受け止めることができます。
でも、子どもはまだ経験が少なく、「何を選べばよいのか」「どう行動すればよいのか」を判断する力を育てている途中です。
その段階で、すべてを自由に任せてしまうと、場合によっては「何をしたらいいかわからない」という状態につながることがあります。
自由と放任は同じではありません。
子どもの成長には、ある程度の「型」や「土台」が必要です。
例えば、
・決まった時間に起きる
・家庭学習の習慣をつける
・最後までやり切る経験をする
・失敗した時に振り返る
こうした積み重ねが、自分で考えて行動する力につながります。
大切なのは、親が一生レールを敷くことではありません。
最初は道を示し、少しずつ本人に選択を渡していくことです。
小学生のうちは生活習慣や学習習慣を整える。
中学生では、自分に合う方法を一緒に考える。
高校生では、自分の進路を自分で選び、責任を持つ。
自立とは、最初から何でも自由にできることではなく、支えてもらいながら少しずつ自分の足で歩けるようになることです。
教育とは、子どもを縛ることでも、すべてを任せることでもありません。
「自由に生きる力」を身につけるための土台を作ることなのだと思います。