SNSを見ていると、誰かを必要以上に批判したり、失敗した人を執拗に攻撃したりする投稿を目にすることがあります。
もちろん、意見を述べることや、問題点を指摘することは悪いことではありません。
しかし、相手を傷つけること自体が目的になってしまっている投稿には、いつも違和感を覚えます。
誰かを叩くことで、自分の価値を確かめようとする。
誰かを見下すことで、自分のほうが上だと思い込もうとする。
そのような姿勢は、本当の自信とは言えないでしょう。
他人を下げても、自分は上がらない
人を批判すれば、一時的に優越感を得られることがあるかもしれません。
しかし、それは本当の自己肯定感ではありません。
自己肯定感とは、「誰かより優れている」と思うことで生まれるものではなく、「昨日の自分より少し成長できた」と実感することで育っていくものです。
他人を引きずり下ろしても、自分の能力や人格が高くなるわけではありません。
教育が育てたいのは、競争ではなく成長
塾ではテストの点数を競う場面もあります。
しかし、本当に競うべき相手は、クラスメートではありません。
昨日までの自分です。
分からなかった問題が解けるようになった。
苦手だった英単語を覚えられた。
毎日10分でも机に向かう習慣ができた。
こうした積み重ねが、本当の成長です。
他人を批判する時間があるなら、自分を磨く時間に使ったほうが、人生は確実に豊かになります。
私が塾で大切にしたいこと
私は、成績だけで生徒を評価したいとは思っていません。
もちろん、勉強は大切です。
志望校合格も目標です。
しかし、それ以上に大切なのは、人としてどう成長するかです。
困っている友達に声をかけられる人。
努力している人を笑わず、応援できる人。
自分と違う考えの人にも敬意を払える人。
そのような人は、社会に出ても周囲から信頼されます。
私が生徒に求めること
私は、SNSで誰かを叩くことでしか自分の存在価値を感じられない人に、生徒になってほしいとは思いません。
なぜなら、当塾で育てたいのは、人を傷つけることで自分を保つ人ではなく、人を励まし、自分自身を成長させられる人だからです。
もちろん、子どもは未熟です。
時には失敗もします。
人を傷つける言葉を書いてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、教育には価値があります。
間違いに気づき、相手の立場を考え、言葉の重みを学び、より良い自分へと変わっていく。その成長を支えることが教育だと考えています。
最後に
学力は、人生の可能性を広げる力です。
しかし、人を傷つけるための武器になってはいけません。
知識や能力が増えるほど、それをどう使うかという責任も大きくなります。
だから私は、子どもたちに勉強だけでなく、「人を尊重する姿勢」を身につけてほしいと願っています。
人を批判することで自分を支えるのではなく、自分の努力によって自信を築ける人へ。
そんな子どもたちを育てることが、私の目指す教育です。