教育現場にいると、以前よりも学力の二極化が進んでいると感じます。
一部の子どもは、自ら学び、情報を集め、高い学力を身につけています。一方で、基礎的な読み書きや計算につまずき、学年相応の学習に苦労している子どもも少なくありません。
そして何より感じるのは、「中間層」が減ってきていることです。
以前は、努力次第で上にも下にも伸びる子が多くいました。しかし今は、「とてもできる子」と「学び方が分からず苦戦している子」の差が広がっているように見えます。
その背景には、家庭での学習習慣、読書量、スマートフォンや動画視聴の影響、情報への向き合い方など、さまざまな要因があるでしょう。一つの理由だけで説明できる問題ではありません。
だからこそ、教育で最も大切なのは、「できる子をさらに伸ばすこと」だけでも、「できない子を責めること」でもありません。
一人ひとりの現在地を見極め、その子に合った学び方を見つけること。
教育とは、点数だけを競うものではなく、子どもたちが将来、自分の力で生きていける土台をつくることだと私は考えています。